ようこそ。

鷹足です。このブログでは、学校でのことやコンピュータ関係のことを書くと思いますが、どうぞよろしくお願いします。

2010年3月26日金曜日

あー、楽しかった

北海道に修学旅行に行ってきました。道東はまだ雪がかなり残っていて寒かったですが、おいしいものもたくさん食べられたし、スキーをしたりタンチョウヅルを見たり等、充実した旅行でした。一度新型インフルエンザで延期された旅行ですが、無事行ってこられてよかったです。

2010年3月17日水曜日

先送り、ですか。

例の漫画表現規制都条例(昨日の記事に書きましたが)は結論先送りだそうで。民主党もこの短時間では対応を決めかねたようですね。都議会って今は都政では野党にあたる勢力が過半数を占めているんですよね。早急に否決してほしいものです。
ちなみに、やはりインターネット上では規制反対派の方が圧倒的に多いようです。(投票が行われていました。)

2010年3月16日火曜日

あ、そういえばあったね~、期末とか

うん、今そこにあるリンクから園村氏のブログにいって気付いた。「そういえばこの間期末試験あったな」。というわけでおさらいします。
  •  現代文 あ、小論文にタイトル書き忘れた。→滅亡
  •  古文 直前に友達にノート見せてもらって解決。ふー、よかった。
  • 漢文 上に同じ。
  • 数学a 微積(理系)かあ。でも来年から使わないんだよねぇ(ぼくは文系なので)。
  • 数学b 行列かあ。でも(以下略)
  • ライト 試験作ったのが難しさに定評のある先生と知りその瞬間あきらめムード。
  • リード あれ?英語苦手だけどまあまあ出来た。よかった~。
  • 英語総合 概ね先生が授業中扱ったところを問う問題だ。それより教科書の英文を暗唱させられたこの間のテストの方が難しかった。
  • 化学 アゾ染料に関する部分がぼろぼろ。塩化ベンゼンジアゾニウムあたりがもう滅亡。
  • 物理 もう物理やだ。 こんなこと言ってるぼくの結果は推して知るべし。
  • 世界史 まだホモ・~にさえなってないアウストラロピテクスのところから、アケメネス朝滅亡まで。時間軸がすさまじいなあ。ま、それなりに出来てるはず。
  • 日本史 うん、第2次大戦期の歴史だからテスト云々の前にちゃんと知っておくべきだ、とテスト中に思ったけど、書けないところがいくつかあった。自分が情けなくなった。
  • 数C(Pascal言語) テストなし。レポート評価だった。3問やれば良いところを14問やったんだから、(60点満点の評価だけど)200点くらいくれても良いはずだ。(笑)
まあ、こんなに出来てないのがよく分かってるテストは優曇華かも知れません。そういえば、この間ちょっと東方永夜抄をやってたら、道中でウサギが出てきたわけですが、「あ、ミドルネームっぽい『U』って『うどんげいん』なんだ。」と初めて知りました。それにしても、変なあだ名だなあ。
ま、そんなことはどうでも良いとして、情報の抜き打ちテストも帰ってきました。技術系(を名乗る)ブログを書いていてこれの点数が低かったら恥ずかしいですね。「ARPANET、うん、あってた。LANもあってた。」この辺でほっとしたのが間違いでした。どこを間違ったかというと、検索エンジン関係。まあ、一問間違いだからいいか。そういえば、情報の助手の方からいただいたPHPの資料、まだデータベース接続以降の部分やってないんですよねぇ。そのうち勉強とかの合間を見て試すことにしましょう。

さて、久しぶりに書こうと思ったのが政治関係でした。

新聞読んでて気になる記事があったので。政治キライだから見たくもない、とか、なんだこの意見ふざけるなと思った方は読み飛ばして次の記事へどうぞ。ラベルに政治とついてないものはだいたい純粋に技術的な記事やソフト紹介です。
さて、このたび東京都で漫画などへの規制条例案が出されています。未成年への有害な影響を防ぐため、特に社会的に見て有害な作品(架空の人物、すなわち漫画・アニメを含む)を18歳未満に売らないよう義務化するというものです。指定は第三者から構成する審議会のようなものが指定するそうです。
これ、問題多すぎですよ。

まず、1点目。規制しようとしているものって本当に有害なんですか。確か朝日新聞の記事に、
反規制論者は、夜に未成年の女子学生が大人に寄りつく姿を見ればいい
といったような誰かの意見が出てましたが、それ、本当に売ってる漫画のせいですか?インターネットで流通してるものやなにやら怪しげな店で売ってるものじゃなく、本当に書店を通して流通する漫画やアニメのせいなんですか?たしかに、そうした作品を若いうちに見たら、有害かも知れない。でも、それと規制とは別問題です。「そうかもしれない」程度で言論の自由の規制が許されるんでしょうか。民主的な地方自治の規範たるべき都政でそんなこと許して良いんでしょうか。疑問形が多いですね。 言い切りましょう。社会に害になる「かもしれない」から規制するというのは、民主政治の崩壊の始まりです。次には対象が思想全般に広がり、成年にも広がり、そうやって自由はだんだん死んでいきます。内閣府の調査で調査対象の大半の人が規制を支持した。だからなんだというんですか。ナチスだって当時国民の支持を受けてましたよ、そんなこと言ったら。端的にまとめるとこういう事です。この規制案が成立したら、それは「表現の自由」という基本的人権を侵害します

次、2つめ。 規制する意味あるんですか。現代のインターネット社会で、情報を規制するのがどんなに困難なことか。たとえば、有害図書をスキャンした人がそれをネットで販売もしくは流出させたら?都は防げるんでしょうか。そうまでしてそうした有害なものを追いかけていく人の方が、社会の害になる可能性が高いのではないかと思うのです。それなのに、規制するのは書店などの方です。余計インターネットを使う方に流れるのではないですか。これでは流通経路が変わっただけです。技術的に言えば、インターネットを使う流通は、配信した者も、された者も現実的に追跡不能です。まず、大半の場合において、IPアドレスから個人名の判定が出来ません。次に、グローバルIPアドレスはほとんど割当制であり、接続するたびに変わる可能性があります。また、配信を受けようとする人がオープンプロキシを経由させれば、配信元サーバー側のログを押収できたとしても使い物になりません。配信元のサーバーやオープンプロキシが外国にあれば、捜査などの対象にもしにくい。インターネット上での(ある程度の)匿名性は、プロバイダー選びやプロキシを多段経由する程度のことで簡単に確保できてしまいます。こうした状況で、ああいった内容の規制に意味があるのか、ということです。そんなことをしている時間とお金があったら、保健体育の時間や、ITリテラシーとかの教育を拡張した方が効果大だと思います。

そして3つめ。有害とは何か、ということです。まず、有害というものの範囲を誰が決めるのか。第三者委員会が「これは有害だ」といったら、それは有害なのか。人間が判断する以上、間違いは必ずあります。また、第三者とはいっても、必然的にある年齢層に偏りますね。高校生や、若者が第三者として指定に参画できるのか。そんなことはまずあり得ないわけです。少なくとも指定に直接影響することはないでしょう。つまり、価値観の偏りは避けられません。その偏った価値観でなされる「有害」という判断を私たちは押しつけられるわけです。

4つめ。文化への影響がはかりしれません。漫画家の方々が反対会見を開きましたが、これもごく当然のことです。日本の文化の強みは、やはり言論の自由が保障されているということから生み出されるものです。漫画やアニメも世界で注目される文化の一つとなっている状況で、それらを萎縮させ、日本文化の世界における重要な位置を貶める規制を通すべきではありません。石原都知事は文化を作り出してきた表現者の一人であるはずなのに、どうしてそれが分からないんでしょう。

要するに、ぼくらが健全な環境に生きていけるような政治が行われることに異存はありません。とてもありがたいことです。しかし、それ以上に大きなマイナス面が多すぎます。先人の絶え間ない苦労によって近代に初めて認められた「表現の自由」という素晴らしい権利を公権力が奪う今回のような規制は許されません。その上実行力に乏しく、文化に悪影響が大きいこの案、是非とも否決して、地方自治の人権擁護の姿勢を見せてほしいものです。