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鷹足です。このブログでは、学校でのことやコンピュータ関係のことを書くと思いますが、どうぞよろしくお願いします。

2010年1月14日木曜日

RSA-1024がそのうち破られるかも?

NTT の発表によると、外国の大学・研究機関との共同研究の結果、768ビットの整数の因数分解に成功したようです。(世界記録らしいです。)さて、このニュース、特に問題ない、めでたいニュースのように思えますね。
しかし、これは現行の暗号化技術である「RSA」(1024ビット以下)に対する黄色信号です。NTT のニュース・リリースを読めば分かりますが、RSA 暗号においては、因数分解できる=秘密鍵(自分の手元にのみ保管し、外部に流出させてはいけない情報)がばれるということです。それは、暗号化なら平文の取得が、署名なら身元の詐称が出来てしまうことを意味します。現在、1024ビットRSA暗号でSSLを運用しているサイトは数多くあります。近い将来、それらの安全性が覆される可能性がある以上、2010年でアメリカの政府標準暗号が切り替わるのを機に、次世代の暗号化方式への移行を急がないといけなくなるでしょう。

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